ビックスロットルの実際

FormulaSAE関連でスロットル径を求めるExcelシートを後輩が作っていたので、
市販車におけるビックスロットルの妥当性に関して考えてみました。



検証車はCA4……じゃなくてEK9。
純正60mm、DC2用が62mmだそうです。


一般に、パワーが欲しい回転数時の吸気速度を70〜100m/sにするらしいので今回は80m/sと仮定しました。


ちなみに体積流量から断面積を求める単純な式なので壁面剥離とか大気の状態とかは知りません。


でカタログスペックのマックスパワー8200rpm時に必要なスロットル径は約Φ41.7mm。


意外にちっさいです。




じゃあ、DC2のスロットルが要るのはどんなときなんでしょうか?




18200rpmだッ!!
まさにブラックゾーン。
バ イ ク か 。


壁面剥離、その他の要素は一切考慮してませんゆえ、結果はアバウトですが。
まあ、回転数あげると吸気速度が上がるはずなので、径は小さくなるは(ごにょごにょ


実測値を知らないので実際の吸気速度はしりませんがー。


個人的結論としてはスロットル径を大きくすると、同じスロットル開度での流入空気量が増えるから速くなったと感じるのかなーと。
もちろん、吸気の圧力損失が少なくなるって言うのもあるとは思いますが。


それなら、サクションパイプを最適化した方が効果が出るんじゃないかと。
蛇腹部分とか。

メーカー様は考えて設計してるということだと。 角度とか。


あ、通常は径に補正計数1.1〜1.3かけるみたいですね(from エコランサイト*1

*1:コレが一般的かと言われると返答に困ったり